コラムファンタジー

年代別「タツノコ」オススメロボットアニメ3作品《70年代~》

      2016/04/02


 タツノコプロといえば、日本を代表するアニメ制作会社です。

 

タイムボカンシリーズを筆頭にしたギャグ路線アニメは言うに及ばず、

ガッチャマンなどといったヒーローアニメや風船少女テンプルちゃんと、

今も昔も多種多様で魅力的な作品を提供し私たちを楽しませてくれました。


 

 そんなタツノコアニメをこちらでは、

“ロボットアニメ”限定とし「70年代」「80年代」「90年代」と

3回に分けながら紹介させて頂ます。


 

 

 まず初回となる今回「70年代」からは、

以下の3作品をピックアップしてみました。


 

 1970年代のタツノコプロは、

みなしごハッチやけろっこでメタンなどの、

少し憂いを帯びた切ないアニメを制作しています。

 

その為か、ロボットアニメといえども、

何処かしらに悲哀や切なさを内包した

作品(もの)が多かったように感じられました。


 

 










・『ゴワッパー5ゴーダム』

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【ゴーダム行こうぜゴワッパー♪…と軽快で元気な主題歌です】




 

『ゴワッパー5ゴーダム』


1976年4月~12月(全36話)朝日放送及びNETテレビにて放映


 

キャラデザは初期FFでお馴染みの天野嘉孝さん、

メカデザはガンダムの大河内邦男さん。


 

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【リーダーが気の強い女の子という設定は、当時も今もかなり斬新です】




 遊び友達であった5人の子供たちが無人島で巨大ロボ「ゴーダム」を発見し、

ゴワッパー5となって地底軍団(地底魔人)と戦うお話です。

 

ゴワッパーは姉御肌気質な中学3年生の洋子を筆頭に、

小学6年生の豪や小学4年生の大吉、

小学2年生の五右衛門に6歳ののり助がメンバーでした。

 

また、アメフトにも似た戦闘服を着用すると

、豪や洋子などがとても大人っぽくなった気がします。


 

 当初ゴーダムは、変形合体をしない仕様でデザインされたロボットでした。

しかしスポンサーなどの意向によって、

物語の途中でゴワッパーたちが操縦する

メカと合体や変形するようになります。

 

ですが残念ながら視聴率が振るわず、

当時アニメ放映は基本1年(48話)でしたが、

ゴーダムは36話で打ち切りとなりました。


 

 とはいえ、ロボットアニメとしては熱く面白い作品です。

リーダーの洋子が厳しくも出来た女性で、

 

男の意地だと頑張る仲間を陰ながら応援したり、

それによりメンバーも奮起したりと、

子供ながらになかなかみせてもくれました。


 

 



 

 



・『ヤッターマン』

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【う~~~わわんわ~ん♪全国のちびっ子がテレビ前で主題歌を大合唱しました】




 

『ヤッターマン』


1977年1月~1979年1月(全108話)フジテレビ系列にて放映


キャラデザは天野嘉孝さん、メカデザは大河内邦男さん。


 

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[今思うと、ガンちゃんに対するアイちゃんの態度はかなりのツンデレ]




 前作のタイムボカン以上に、「タイムボカンシリーズ」の

礎を築いたともいわれるヤッターマン。

 

当時の人気は凄く、108話まで続いた話数や視聴率の

高さは他の追随を許しません。

 

さらにシリーズへの功績も大きく、

後の傾向はタイムボカンではなくヤッターマン寄りなうえ、

全作通しての”お約束”はこの作品にて確立されたのではないでしょうか。


 

 また2008年にはリメイク作が、2009年には実写映画、

2015年にはドロンボー一族に焦点を当てた

「夜ノヤッターマン」が放映されたりと、その人気は今も健在なままです。


 

 



・『新造人間キャシャーン

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【”人造人間”と間違えがちですが、正しくは”新造人間”です】




 

『新造人間キャシャーン』


1973年10月~1974年6月(全35話)フジテレビにて放映。


キャラデザは吉田竜夫さんと天野嘉孝さん。


 

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【”機械人間”であったためか、主人公でありながら

キャシャーンの喋り方にはあまり起伏がなかったように感じられました】




 

 物語は東博士が開発したロボットが暴走し、

人間を駆除するロボット軍団「アンドロ軍団」を

作り世界征服をしたところから始まります。

 

そのため息子の東鉄也は”新造人間”となり、

人間を守るためアンドロ軍団と戦うのでした。


 

 人でありながら機械になってしまった主人公キャシャーンの、

葛藤や悲哀が前面に押し出されていた作品に思えます。

 

また母親のデーターが移植された”スワニー”が、

アンドロ軍団からキャシャーンを助けるため抜け出すシーンを見るたびに、

何時スワニーが敵に見付かるのかとハラハラさせられました。


 

 公害や人のジレンマなどを扱った重厚な物語でしたが、

その最終回は実にあっけなく、度々懐かしの

TVアニメを扱い番組などにも取り上げられてしまうほどです。

 

その理由は、スポンサーの倒産などによる”打ち切り”のためでした。


 

 ちなみに本作の放映20年後(1993年)にOVAが、

2008年は深夜アニメ「キャシャーンSins」が

リメイク作として放映されます。

 

そして2004年には実写映画として、

宇多田ヒカルさん主題歌も記憶に

新しい「CASSHERN」が公開されました。


 




 

 以上タツノコから「70年代」のロボットアニメを

3本ご紹介致しましたが、いかがだったでしょうか?

 

 当時は公害などの問題定義を投げかけた作品や、

オイルショックのせいでスポンサーの撤退や減少などと、

アニメも社会情勢に大きく左右されていたようです。


 

 ですがタツノコは私たち視聴者へと、ゴーダムで元気をくれ、

ヤッターマンはたくさん笑わせてくれて、

そしてキャシャーンは考えることを教えてくれたようにも思えます。


 

 それでは、次回「80年代」にてお会いしましょう。




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