コラムファンタジー

■年代別「恋愛」オススメアニメ3作品《80年代~》

      2016/04/02


 今までのアニメといえば、地球を守るため

主人公がメカやロボットを操り敵を倒し、

正義と友情とを誓い合いながら皆で力を合わせ巨大な悪と戦う!

 

……と、そんなイメージの方も多いのかもしれません。

ところが近頃は、少女マンガをアニメ化した

“恋愛アニメ”が大変増えているのをご存知でしょうか? 

 

繊細なタッチの絵柄や登場人物の心の機微など、

丁寧で細やかな作品がこうしている間に

幾つも生まれているのです。


 

 ですがもちろん、

今よりずっと以前に作られたアニメ作品の中にも、

“名作”と呼ぶにふさわしい恋愛アニメは多数存在していました。


 

 そこでこちらでは、「80年代」「90年代」「2000年代」と

3回に分けて、筆者おすすめの「恋愛アニメ」を紹介させて頂きます。


 

 初回の「80年代」からは、以下の3作品をピックアップしてみました。


 

 1980年代の恋愛アニメは、

かなりギャグテイストが強い傾向にあったと思われます。

 

また少年マンガ原作のアニメが大変増え、

高橋留美子先生やあだちみつる先生を

代表とした小学館作品をよく目にしました。


 











・『みゆき』

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【主題歌のMIYUKI You are my anger~♪のフレーズは、聴いていて癖になりそうです】




 

『みゆき』アニメ制作:キティ・フィルム


1983年3月~1984年4月(全37話)フジテレビにて放映。


 

※劇中で使われた挿入歌の多くは

来生たかお・えつこ夫妻によるもの。


 

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EDの”思い出がいっぱい”はとても有名で、現在もよくTV等で耳にします】




 「タッチ」でもお馴染み、あだちみつる先生の

人気マンガ「みゆき」をアニメ化した作品。


 

 平凡な高校1年の若松真人は、

同級生の鹿島みゆきに憧れていました。

 

丁度その頃、6年ぶりに海外から日本に帰国した

血の繋がらない1つ下の妹みゆき。

 

こうして繰り広げられる、

主人公と2人の”みゆき”との三角関係を描いた物語り。


 

 当時若松みゆきの声を荻野目洋子さんが担当しましたが、

声優としてのその演技力には、

一部ファンから物議を醸したようです。


 

 優柔不断でちょっとエッチな真人と、

美人でしっかり者の”鹿島みゆき”と、

そしてかわいい妹の”みゆき”。

 

いわゆる主人公を中心とした「ハーレム展開」のラブコメ、

その元祖といえるのかもしれません。

 

真人は妹のみゆきが自分と血が繋がっていないこと

を「知らない」と思っていたので、

妹に対する自身の気持ちを必死に隠し続けます。

 

そのため真人と妹のみゆきとは何度もすれ違い、

互いになかなか素直になれず、

結果として鹿島みゆきや周りの人間を

巻き込み大混乱を巻き起こすのでした。

 

 ”かわいい妹が欲しい!”当初の男子達が誰もが

このように思った名作アニメ、それがこの「みゆき」です


 



・『めぞん一刻』

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【主題歌は”悲しみよこんにちは”や”好きさ”など名曲揃いでした】




 

『めぞん一刻』アニメ制作:スタジオデォーン


1986年3月~1988年3月(全108話+OVA2作)フジテレビにて放映。


1988年2月に劇場映画にて完結編を上映。


 

※主題歌は斉藤由貴さんや安全地帯など

当時の有名アーティストを多数起用されました。


 

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[“こんな管理人さんが居るアパートに住みたい”響子さんに憧れた男性は多いのでは]




 当時「うる星やつら」などといった、

ドタバタSFコメディで人気をはくした高橋留美子先生が、

ちょっぴり大人の読者向けに描いたラブコメの傑作。


 

 古アパート「一刻館」に、新しい管理人として

やって来た若く美しい未亡人・音無響子。

 

彼女と彼女に思いを寄せる浪人生・五代裕作を中心に、

一刻館の住人たちが巻き起こす物語り。


 

 音無響子は高校時代から思い続けた教師・惣一郎と結婚しますが、

半年足らずで惣一郎は亡くなってしまいます。

 

その後惣一郎の父の計らいにより、

響子は一刻館で住み込みの管理人となり、

変人揃いの住人に振り回される日々を送ることになります。

 

その響子に思いを寄せるのが、

一刻館で暮らす浪人生・五代裕作。

 

人の良い五代は何をやっても運がなく、

恋焦がれる響子に対してもなかなか思いが届かずにいました。

 

一方の響子も、五代を気に掛けるようになりますが、

自分が五代よりも2つ年上であることや

未亡人であることに負い目を持ち、

なかなか素直になることが出来ずにいます。

 

ですがお互いの前に強力なライバルが現れ、

さらに2人は勘違いとすれ違いループに陥ってしまうのでした。


 

 何度も勘違いとすれ違いを繰り返す五代と響子、

当時の視聴者はかなり焦れた思いを

させられたのではないでしょうか?


 

 



 

 



・『きまぐれオレンジ☆ロード』

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【第1期OPは主人公の台詞の後に、

アップテンポな曲に合わせ画像が小刻みに

写し出される印象的なものでした】




『きまぐれオレンジ☆ロード』アニメ制作:スタジオぴえろ


1987年4月~1988年3月(全48話)日本テレビ系列にて放映。


 

OVAは1989年~1991年に合計8本発売。

また劇場映画はOVAの総集編などの3本を公開されました。


 

※キャラデザはクリーミーマミなどでお馴染みの高田明美さん。


 

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【中3でありながら大人びた魅力の鮎川は、

当時のアニメ雑誌では長らく

人気キャラの上位に君臨しました】




 4人家族全員が超能力者の春日恭介は、

超能力を使えること意外はごく普通の中学生。

 

そんな彼は転校先の中学で、

ミステリアスでクールな雰囲気を併せ持つ

美少女・鮎川まどかに惹かれていきます。

 

ですが放課後1人でバスケのスーパーシュート(超能力)を

決めていたところを、2学年下の檜山ひかるに見られ

好意を持たれてしまうのでした。

 

勘違いとすれ違いとで形成された、

典型的な三角関係&ラブコメ。


 

 ヒロインの鮎川は大人っぽい雰囲気を持つ無口な美少女ですが、

周りからは大変な不良少女だと恐れられていました。

 

また本作サブヒロインであるボーイッシュな檜山ひかるは、

明るい栗色のショートヘア同様に性格も明るく元気そのもの、

ですが彼女も不良少女だったのです。

 

実は当時の風潮が、

ちょっとワルめや不良が”カッコイイ”とされていたので、

2人のヒロインにもそれらが反映されていたのかもしれません。


 

 性格や見た目が真逆なまどかとひかるでしたが、

2人は姉妹のように仲が良く、そして次第に惹かれてゆくのは

2人とも同じ相手・春日恭介だったのです。

 

中学生とは思えない魅力を持つまどかに多くのファンが生まれ、

当時の一大ブームを巻き起こした名作アニメです。


 




 

 以上「80年代」恋愛アニメから3本をご紹介させて頂きました。

当時の恋愛アニメは、少年マンガを原作にした作品が多いため、

その目線は男性視点だったように思えます。

 

また勘違いやすれ違いを何度も繰り返すドタバタコメディ、

いわゆるスラップスティック調のラブコメが

主流だったのではないでしょうか。


 

 だからこそ、男性の胸の奥に憧れや思い出として

残る名作が生まれたのかもしれません。


 

 それでは、次回「90年代」でお逢い出来ればうれしいです。





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