コラムファンタジー

頭痛は病気と同じく危険?頭痛が原因で死亡に至る症状は?出血?脳に関係が?

      2016/04/01


ズキズキとする頭痛

頭が重く感じるような頭痛…

一言で「頭痛」といっても、その種類は様々です。

 

しかし、そんな頭痛の中には時として

重大な病のサインとなっていることもあります。

そこで今回は症状として頭痛が現れる病について見ていきます。





 

Contents

1.危険な頭痛とそうでない頭痛の見分け方

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頭痛には大きく分けて、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛など、

死に直接至らないものと、脳出血・脳梗塞・病気による頭痛で、

死に至る恐れのあるものと分けられます。

 

その見分け方としては、以下の4点が挙げられます。

 

①突然の頭痛

片頭痛などの場合、継続的・周期的に現れます。

 

②しびれ・麻痺等の神経症状を伴う頭痛

 

③物忘れなど精神的な症状を伴う頭痛

血管が詰まるなどして、

脳に十分血液が行きわたらなくなっている可能性があります。

 

④吐き気・嘔吐を伴う頭痛

脳出血・脳腫瘍などにより、

脳内部の圧力が上昇するとこれらの症状を引き起こします。

 

 

これらの症状は脳の重大な病のサインであり、

治療が遅れると障害や昏睡・死亡に至る恐れが高くなるため、

すぐに病院に行く必要があります。

 

では、次に具体的にどのような病があるのか見ていきます。

 

 

2.脳の病

 

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(1)脳梗塞

脳の血管の中に血栓ができ、血流が悪くなった状態です。

 

血圧の低下する夜間や朝などに起こりやすく、

頭痛の他、血管が詰まった場所によって運動障害や感覚障害、

ろれつが回らないなどの症状が現れます。

 

(2)脳出血

外傷や脳梗塞・脳血栓などにより、

脳の血管が破れ、出血している状態です。

血圧が上がると起きやすくなります。

 

症状としては突然起きる激しい頭痛と吐き気の他、

出血した場所によって異なる症状が現れます。

 

①くも膜下出血

くも膜と脳の間の部分が出血した状態で、

脳動脈瘤の破裂による場合が多いです。

 

まるでバットで殴られたような頭痛が突然起こり、

首の後ろが固くなって痛み、曲げられなくなる頸部硬直が起こります。

 

②被殻出血

出血した部分の反対側の手足が麻痺し、感覚障害が現れます。

また、左側が出血すると言語障害も現れます。

 

③視床出血

出血した部分の反対側の手足が麻痺し、寄り目になります。

高齢者に多く、痴呆にもなりやすいです。

 

④小脳出血

突発的な頭痛、吐き気、めまいが起こります。

また、小脳はバランス感覚を司る場所のため、

立って歩こうとするとフラフラしてしまいます。

 

徐々に意識障害も起こります。

 

⑤橋出血

出血してすぐに意識障害・呼吸障害・四肢麻痺が起こり、

目も固定され、瞳孔がとても小さくなります。

 

⑥脳動静脈奇形(AVM)

通常、血液は動脈と静脈の間に毛細血管があります。

しかし、この病気になると

動脈が異常な血管を通って直接静脈につながってしまいます。

 

症状はほとんど見られませんが、

時々けいれんが現れることがあります。

 

 



 

 

(3)脳の炎症

風邪や中耳炎などにより、ウイルスや細菌が侵入、

炎症を起こした状態です。

 

ウイルスや細菌によって潜伏期間があり、

感染してから発症するまでしばらく時間がかかります。

 

①髄膜炎

髄膜が炎症を起こした状態で、

激しい頭痛と高熱・頸部硬直などが起こります。

また、進行するとけいれん・意識障害も起きます。

 

②脳炎

脳が炎症を起こした状態で、

軽い場合は発熱・頭痛・吐き気が起こり、

重い場合は精神障害・けいれん・運動マヒが起こります。

 

③側頭動脈炎

側頭部の近くを走る浅側頭動脈に炎症が起こった状態ですが、

詳しい原因はわかっていません。

 

脈打つような頭痛が現れ、モノを噛んだりする筋肉が痛みます。

また、視力障害が生じ、まれに失明してしまうこともあります。

 

(4)硬膜下血腫

硬膜とくも膜の間に血腫ができた状態です。

①急性

事故などによる外傷により大きな血管が傷ついた状態で、

頭痛・吐き気・半身まひ・意識障害が急激に起こります。

②慢性

軽い頭部の打撲などにより細い血管が傷つき、

徐々に血腫ができた状態で、

頭痛・記憶障害・痴呆・歩行障害などが現れます。

(5)急性閉塞隅角緑内障

目の角膜と水晶体の間にある房水の出口である隅角が、

虹彩によって塞がれ、房水が溜まってしまい、眼圧が高くなった状態です。

急性の場合、突然眼圧が高くなるため、

激しい目の痛み・充血・目のかすみ・頭痛・吐き気が起こります。

(6)脳腫瘍

①神経膠腫(グリオーマ)

脳にできる悪性腫瘍で、

脳に染みこむように広がっていきます。

 

頭痛・吐き気のほか、

腫瘍のある位置によって感覚障害・運動障害などが現れます。

 

②転移性腫瘍

肺がんや乳がんが転移したものです。

腫瘍が複数個発生し、脳を外側から圧迫します。

すると脳が腫れると共に脳内部に出血を起こしてしまいます。

 

③聴神経鞘腫

聴神経から発生する良性の脳腫瘍です。

 

聴力低下・耳が詰まった感じが現れるほか、

進行すると三叉神経や小脳が圧迫され、

顔面のしびれやふらつきなどが現れます。

 

④頭蓋咽頭腫

ホルモンの中枢である脳下垂体の近くに発生した腫瘍で、

ホルモン分泌の減少により体調不良が起こるほか、

脳組織や神経が圧迫されることにより頭痛や吐き気、

精神障害・感覚障害・運動障害などが起こります。

 

脳の病の多くは、激しい頭痛や吐き気を伴います。

また、病を発症させる原因としては、高血圧、

肥満などにより血液がドロドロの状態になっている

風邪や鼻炎をこじらせた、外傷、などが考えられます。

 

もし今までに経験したことのないような頭痛に襲われたら、

すぐにでも病院に向かいましょう。




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