梅雨 生活・雑学

梅雨(ばいう・つゆ)の意味・由来は?何故梅なの?語源と読み方が違う意味は?

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春の終わりに日本全国に雨をもたらす「梅雨」。

皆さんは「梅雨」のことを何と読みますか?

 

「梅雨」には「ばいう」「つゆ」と2通りの読み方があります。

そこで今回は、「梅雨」の読み方と語源について紹介します。

画像参照元:http://www.t-nagasaka.com/

 

 




 

「ばいう」の意味・語源

そもそも、「梅雨」という言葉はどこから生まれたのでしょうか。

梅雨は朝鮮半島南部から長江下流域、日本列島で起きる雨期のことをいいます。

そして、「梅雨」という言葉も中国で生まれました。

 

中国では「梅雨」という字を「ばいう」と読みます。よく考えると、梅と雨の音読みはそれぞれ「バイ」と「」。

漢字の音読みはもともと中国での漢字の読み方からきているため「ばいう」という読み方も、漢字をそのまま音読みしている、ということになります。

そして、「ばいう」の語源には大きく2つの説が考えられています。

 

梅が生る時期だから

 

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画像参照元:http://datgo.exblog.jp/

 

梅の実はだいたい6月ぐらいに熟し始めます。

そして、長雨はちょうどこの時期にやってきます。

梅の実が生る時期にやってくる長雨」だから「梅雨」となった説があります。

 

カビが生える時期だから

 

 

雨が続くと湿度が高くなり、カビが生えやすくなります。そのため、黴(かび)が生えやすい時期の長雨だから「黴雨(ばいう)」と呼ばれるようになりました。

しかし、さすがに「黴雨」というのはどうかと考え、黴(ばい)と同じ読み方をする「梅」という字をあてたという説もあります。

 

 




 

「つゆ」の意味・語源

1688年、イギリスで名誉革命が起こり日本では5代将軍徳川綱吉が統治していた時代、貝原益軒によって発行された「日本歳時記」に「此の月淫雨ふるこれを梅雨(つゆ)と名づく」という記載があります。

このことより、日本に「梅雨」という字が伝わったのは、江戸時代の中頃といえます。

そして、日本が「梅雨」という漢字に「つゆ」という読み方をあてた意味として、次の3つの説が考えられています。

 

露(つゆ)

 

 

日本では木の葉についた雨粒を「露」と呼びます。長い期間にたくさん雨が降るとそれだけ木々に多く雨粒、露がつきます。そこで露と呼ぶようになったという説があります。

 

潰ゆ(つゆ)

中国と同じように、日本でもこの時期に梅が熟します。しかし梅の実が熟しすぎてしまうと、実は潰れてしまいます。

梅の実が潰れる時期だから「潰ゆ」(つゆ)と呼ぶようになった説があります。

 

潰いえるの古語 潰ゆ

雨が長く続くと湿気がたまり、カビが生えやすくなります。すると衣服や食べ物もすぐに使えなくなってしまいます。そして、減る・衰える・崩れる・やつれるといったことを表す言葉として、「潰える(ついえる)」というものがあります。

この「潰える」、昔は「潰ゆ」と呼んでいました。そこで長雨によってあらゆるものがダメになる時期だから「潰ゆ」(つゆ)と呼ばれるようになったという説もあります。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

語源にはいくつか説があり、必ずしもどれが本当の説かは分かりません。

しかし、梅雨という言葉には、梅・カビといったものが密接に関わっていると考えられます。

 



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