コラムファンタジー

梅雨の種類は?それぞれの特徴と時期は?雨と雲の種類がある?

      2016/05/19


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春と夏の境目に訪れる長雨の時期を「梅雨」といいます。しかし、そもそも梅雨とは何なのでしょうか

そして、雨の呼び方には様々ありますが、どのような意味が込められているのでしょうか。

今回は梅雨とは何か、そしてこの時期の雨を表す言葉について見ていきます。


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梅雨とは何か

 

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 梅雨とは春と夏の間に訪れる長雨の時期を指しますが、なぜこの時期に雨が降るのでしょうか。その理由はこの時期、日本上空に「梅雨前線」が訪れるからです。

 

 では、梅雨前線とは何なのでしょうか。梅雨前線とは、冷たい空気が固まった寒冷性高気圧と暖かい空気が固まった温暖性高気圧が日本上空でぶつかってできた停滞前線のことをいいます。

 

なお、秋にも温暖性高気圧と寒冷性高気圧がぶつかることがあり、秋に発生する停滞前線のことを「秋雨前線」と呼びます。

 

地域による梅雨前線の違い

 

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 同じ梅雨前線でも、沖縄と本土では作られ方が違います。

 

①沖縄周辺の梅雨前線

 朝鮮半島付近に中心を持つやや寒冷で乾燥した気団と、南からやってきた温暖で湿った小笠原気団がぶつかってできます

なお、沖縄では乾燥した気団と湿った気団がぶつかるため、乾燥注意報なども出やすいです。

 

②本土の梅雨前線

 北海道の方から来ている寒冷で湿ったオホーツク海気団南からやってきた温暖で湿った小笠原気団がぶつかってできます。

 

時期による梅雨前線の違い

 

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画像参照元:http://ameblo.jp/

 

 梅雨前線は小笠原気団によって次第に北に押し上げられます。

そして、梅雨前線がどのあたりにあるかによって、雨の降り方に違いが出てきます。

 

①陰性梅雨

 梅雨前線が南にあるとき、前線の北側では寒気も入ってくるため、雲が広がり天気がぐずつき、しとしとと長時間雨が降り続きます

冬の雨を思い浮かべるといいかもしれません。

 

②陽性梅雨

 梅雨前線が近づき、通過するとき、前線の南側から湿った空気が入ってきます。すると積乱雲が発生し、激しい雨が短い期間降るようになります

夏の雨を思い浮かべるといいかもしれません。

 

 このように、梅雨前線は作られる場所、時期によって性質が変わっていきます。

 

 

 

雨を表す言葉

 

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画像参照元:http://hikari1221.seesaa.net/

 

 日本には昔から、雨を表す言葉が数多くありました。

 

状態を表す言葉

 

①霖雨(りんう)

 降ったりやんだりが何日も続く雨。

 

②俄雨(にわかあめ)・肘傘雨(ひじがさあめ)

突然降ってきて、すぐにやんでしまう雨。

 

③地雨(じあめ)

 しとしとと何時間にもわたって降り続く雨。

 

④霧雨(きりさめ)・糠雨(ぬかあめ)

 霧のように細かい雨。

 

⑤豪雨(ごうう)

 激しく大量に降る雨。

 何の前触れもなく突然大雨が降ることをゲリラ豪雨」といいます。

 

⑥篠突く雨(しのつくあめ)

 激しく降る雨。

 「篠」とは細い竹のことを指します。

 

⑦驟雨(しゅうう)

激しく、短時間に降る雨。

 

梅雨の季節に降る雨の呼び方

 

①春雨(はるさめ)・春霖(しゅんりん)・菜種梅雨(なたねづゆ)

春にしとしとと長時間降り続く雨のこと。

 

②卯の花腐し(うのはなくたし)

春雨と梅雨の間の時期、長時間降り続く雨のこと。

 

③走り梅雨

 5月中旬から下旬にかけて梅雨のようなぐずついた天気が続くこと。

 

④五月雨(さみだれ)

 旧暦5月、今でいうと6月ごろに降る、しとしとと長時間降り続く雨のこと。

今でいう「梅雨」と同じ時期の雨と考えられます。

「五月(さつき)に水が垂れる」から「さみだれ」という読み方になった説があります。

 

⑤薬降る(くすりふる)

 旧暦の5月5日、2016年の場合は6月9日に降る雨のこと。

この日に降って竹の節に溜まった雨水には薬効があるとされています。

 

⑥虎が雨(とらがあめ)

 旧暦5月28日、2016年の場合はに降る雨のこと。

この日、曽我兄弟が討たれたといわれており、この日に降る雨は曽我兄弟の兄の恋人が流した涙だといわれています。

 

⑦翠雨(すいう)・緑雨(りょくう)

 青葉が生い茂る頃・新緑の頃に降る雨のこと。

 

⑧甘雨(かんう)

草木を潤す雨のこと。

 

⑨山茶花梅雨(さざんかづゆ)

初冬に比較的短い期間ぐずついた雨のこと。

 

 

梅雨の各時期を示す言葉

 

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画像参照元:http://sk-imedia.com/

 

①入梅(にゅうばい)

梅雨に入ること。

 

②栗花落・堕栗花(ついり)

梅雨入りのこと。

この時期に栗の花が散るため、この漢字になりました。

 

③送り梅雨(おくりづゆ)

 梅雨が明けるころ。

 

④戻り梅雨(もどりつゆ)

 梅雨が明けたと思ったらまた雨が降り出すこと。

 

⑤空梅雨(からづゆ)

 雨の少ない梅雨。

 

 

 いかがだったでしょうか。

梅雨は冬から春の時期にいる冷たい気団と、夏を運んでくる暖かい気団がぶつかり合い

長期間雨を降らす停滞前線である梅雨前線によって起こります。

 

そして、雨の降り方や降る時期によって、その呼び方は様々にかわっていきます。

 

普段使わない言葉もあるかもしれませんが、雨が降った時に少し使ってみるのもいいかもしれません。

 

 

 - 梅雨