2つの横スクロールアクション
1986年に横スクロールアクションの名作とも呼べるゲームが発売されます。
それが今回ご紹介する『アトランチスの謎』と、息の長い人気を誇るアーケードゲームからの移植『魔界村』です。
『アトランチスの謎』は、当時大人気だった『スーパーマリオブラザーズ』を越えを目標に開発された意欲作です。
そのステージ数は当時としては最大の全101(ゾーン)と、前年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』のステージ数32(面)を大きく上回る大ボリュームとなりました。
『魔界村』では本作の人気を受け、『大魔界村』『超魔界村』『極魔界村』と続編がリリースされます。
さらにゲーム序盤から最強雑魚キャラ(?)として登場し、コイツの所為で苦い思い出を持つ方も多いであろう「レッドアリーマー」は、後にゲームボーイで主役や『マーヴルvsカプコン3』などにも登場しました。
こちらではニンテンドークラシックミニ(※以降“ミニファミコン”)に収録された、これら両ソフトの説明や攻略を記載させて頂きます。
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『アトランチスの謎』
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サンソフト(現:サン電気)から発売された『アトランチスの謎』は、突如海上に現れた伝説の楽園「アトランチス」を舞台に、主人公である“ウィン”を操り彼の師匠を助けるゲームです。
因みに「アトランチス(アトランティス)」を舞台にしながら、モアイ像(※1)やピラミッドなどが背景に登場するのも目を引きます。
※1)…モアイ像はムー大陸の遺物と言われています。
遊び方はプレーヤーが主人公・ウィンとなリ、襲い掛かる敵を小型爆弾“ボン”で倒しながらゾーン移動を繰り返します。
ゾーン移動はフィールド上にある扉を使って他のゾーンに移動しますが、「面クリア」タイプでありながら、ゾーン番号通りの順番にクリアしていくわけではないのです。
例えば4面から5面や5面から6面に行けないなど“飛び番移動”や、進めて行くうちに複数の扉が存在するゾーンもあるのでマッピングが必要かもしれません。
またステージ選択(面セレクト)で裏技を使わないと進めないゾーンもあり、ミニファミコンで新たな“謎解き”をしてみましょう。
『魔界村』
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カプコンから発売された『魔界村』は、主人公の騎士“アーサー”を操り大魔王ゴンディアスに攫われたプリンセス・プリンプリンを取り戻すゲームです。
通常時のアーサーは厳つい鎧を装着していますが、敵の攻撃を1度受けると下着姿(※2)になり、その姿で2度目の攻撃を受けるとガイコツ(=ゲームオーバー)となってしまいます。
※2)画面上では赤パンツでしたが、後にイチゴ模様のパンツと判明。是非ミニファミコンで確認してみて下さい。
一度では終えられないループ仕様な為に、難易度が上げられた2周目をクリアしないと真のエンディングには到達できません。
当時のファミコンゲームの中でも人気が高い作品ですが、難易度が高いと今なおファンの間で語り継がれています。
武器は前方へ真っ直ぐに飛ぶランス(槍)を初期装備し、他に当てにくいがスピードの速い短刀や、放物線を描きながら飛び爆発するたいまつや敵を貫通する斧、そして大魔王と戦うための十字架などがあります。
これら武器はレバー移動によってキャンセルが出来るので、攻撃と同時に素早く繰り返すと武器の「連射」も可能。
また 複数の武器を操るため戦略性も楽しめる作品です。
次回は『ドンキーコング・星のカービィ』の攻略や説明をさせて頂きます。