リンクの名を冠した数少ないシリーズとアメリカの忍者
1987年に任天堂から発売された『リンクの冒険』は、“ゼルダ(姫)”ではなく、主人公リンクの名がタイトル(※1)に付けられた数少ないシリーズです。
正式名称は『THE LEGEND OF ZELDA2 リンクの冒険』。
『ゼルダの伝説』の続編として作られているので、物語の内容や時間系列は繋がっています。
前作同様にファミリーコンピューター(ファミコン)ディスクシステム用ゲームとして作られました。
画像参照元:https://www.nintendo.co.jp/clv/(TV画像:https://www.youtube.com/watch?v=3GQ02nXQQiM)
1988年にテクモ(※2)からアーケードゲームとして稼動された『忍者龍剣伝』は、同年ファミコンへと移植をされ人気を得ます。
また“忍者”を題材にした本作ではありますが、その舞台は主にアメリカとし、主人公の名前も“リュウ・ハヤブサ”と少しアメリカナイズされた表記です。
またファンから多くの人気を得た事で1991年にOVAアニメも発売されました。
※1)他はwii『リンクのボウガントレーニング』。
※2)現・コーエーテクモゲームス
こちらではニンテンドークラシックミニ(※以降“ミニファミコン”)に収録された、これら両ソフトの説明や攻略を記載させて頂きます。
『リンクの冒険』
画像参照元:https://www.youtube.com/watch?v=3GQ02nXQQiM
この『リンクの冒険』は前作同様「見下ろし型」でフィールド移動を行います。
しかし特定の場所や敵に遭遇すると戦闘画面に切り替わり、上記画像のような任意の「横スクロール型」アクションゲームとなるのです。
フィールドには様々な地形が存在するため、敵と接触する地形により戦闘へと影響が起きます。
町の中に入っても同様の横スクロールとなり、町の人々と会話をしたり、扉から家に入ることも可能。
この横スクロールは通常“ステージの端”まで到達する事で抜け出せますが、神殿の場合は横スクロールの入口=出口なので注意しましょう。
またミニファミコンには前作『ゼルダの伝説』も収録されているので、比べてみるのも楽しいかもしれません。
主人公のリンクにはヒットポイント=LIFE、マジックポイント=MAGIC、剣の攻撃=ATTACKと3つのパラメーターが存在。
これは敵を倒したり宝袋で入手する経験値を溜め、3つのパラメーターのうち任意で1つをレベルアップできます。
3つ共に最大値は8レベルで、全てが最大値になるとリンクの残り人数(残機)が1つ増えるのです。
ここで注意したい事が!ゲームを中断し再開した場合、各レベルが3つの中で1番低いものに統一されてしまうのです。
例えばLIFE8、MAGIC2、剣の攻撃=7の場合、ゲームを再開すると3つのレベルは全て“2”となってしまいます。
またLIFE上げ=防御力UP&最大値まで体力回復、MAGIC上げ=魔法MP消費減&最大値まで魔力回復ですが、MPと体力の“上限”は専用アイテム(※3)でしか上げられません。
因みにサリアの町では『ドラゴンクエスト』に登場する伝説の勇者・ロトの墓があるので、到達した際には是非とも確認してみて下さい。
※3)ライフポイント=ハートの器、MP=マジックの器で上昇&回復。
『忍者龍剣伝』
画像参照元::https://www.youtube.com/watch?v=3GQ02nXQQiM
前述したように本作はアーケードからファミコンへと移植したゲームです。
そ本作は「テクモシアター第2弾」作品であり、ファミコン版・忍者龍剣伝シリーズの記念すべき第1作目。
物語は“龍の一族”の末裔であるリュウ・ハヤブサが、父の遺言に従いアメリカに渡米するも謎の集団に襲われてしまいます。
その後出逢った女性から謎の像を渡され、逃げるように言われるのですが……。
アメリカ人が考えた“ちょっと勘違い気味の日本”をテーマにしたゲーム。
このシリーズ一番の特徴として、忍術の1つでもある“回転斬り”があげられます。
この忍術を持っていれば、ジャンプするだけで“回転斬り”が発動し戦闘時に大変便利なのですが、攻撃する気も無いただのジャンプでも回転斬り=忍術ポイントの消費(※4)となるのでご注意下さい。
またジャンプ時に敵に当たると、穴に落ちてミス判定をされる事の多い本作では大変有効な技でもあります。
大変難易度の高いゲームなのですが、この“回転斬り”を上手く使うことで容易く進めることも出来るようです。
例えばボスキャラに1~2回この回転斬りを当てるだけでも倒せるので、要所要所で上手く使いこなせるのがゲームクリアの秘訣となります。
※4)十字キーを上に押す通常忍術発動とは逆に、キーを“下”に押す事で忍術発動をさせない。
次回は『スーパーマリオUSA・マリオオープンゴルフ』の攻略や説明をさせて頂きます。