アーケードゲームの移植版としてその名を残す2つの名作
1989年にテクノスジャパンからアーケードゲームとして稼動されたのが、この『双截龍Ⅱ』こと『ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ』です。
アーケード版の第1作は1987年に発売されますが、本作は同社のヒット作「くにおくんシリーズ」の正統後継作として作られ、“ベルトスクロースアクション”という新たなジャンルを確立させます。
因みに同じテクノスジャパンから発売されたファミリーコンピューター(ファミコン)ゲーム『ダウンタウン熱血物語』には、本作に登場する2人の主人公ことビリー・リーとジミー・リー兄弟をモデルにした服部竜一と竜二兄弟(※1)が登場しました。
1990年にコナミからファミコン版として発売された『SUPER魂斗羅(スーパーコントラ)』は、1988年のアーケード版稼動時には副題として「エイリアンの逆襲」が付けられていました。
本作は1987年に稼動された『魂斗羅』の第2作目に当たるシリーズで、前作『魂斗羅』も同様に1988年にファミコン版へと移植をされた人気シリーズです。。
※1)服部兄弟が登場する際、BGMは本作のアレンジ版が使用されました。
こちらではニンテンドークラシックミニ(※以降“ミニファミコン”)に収録された、これら両ソフトの説明や攻略・裏技を記載させて頂きます。
『双截龍Ⅱ』
画像参照元:https://www.youtube.com/watch?v=3GQ02nXQQiM
パッと見パッケージが某世紀末主人公を彷彿とさせる『ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ』。
実はアーケード版は『ダブルドラゴン』の基盤を流用し、前作から登場しているキャラクターは色の変更以外ほぼ同じ仕様となっているのはこの為です。
物語りも前作で救出したマリアンがウィリーに射殺され、その弔い合戦のような形でゲームが始まります。
本作から“2人同時プレイ”が可能となり、武器による攻撃が前作に比べ軽減。
これにより前作の最終ボスであったウィリーによるマシンガンでの攻撃=即死などが回避されるようにもなりました。
またアーケード版と比べて、必殺技も比較的に簡単な操作で出せるようにも調節されています。
このゲームの特徴と言えば、敵に当たるパンチや技などの爽快感が上げられるでしょう。
必殺技には回し蹴り=「竜尾嵐風脚」、アッパーカット=「天殺龍神拳」、膝蹴り=「爆魔龍神脚」の3種があります。
またアーケード版とは違い、ファミコン版の最終ボスは「幻殺拳」の使い手である忍者が初登場しました。
『SUPER魂斗羅』
画像参照元::https://www.youtube.com/watch?v=3GQ02nXQQiM
『スーパーコントラ』は前述したようアーケード版では「エイリアンの逆襲」という副題が付いたゲームです。
物語は前作『コントラ』から引き継がれます。ガルカ諸島を拠点としていたレッド・ファルコンことエイリアン軍団を倒したビル&ランスの「魂斗羅」。
ところが1年後、再び地球はエイリアンに襲われた事により「魂斗羅」は出撃するのでした。
2人同時プレイが楽しめ、コンティニューは3回まで可能。
ステージ数は全8面あり、ライフ制は無い残機制ゲームです。
アーケード版の迫力や性能のパワーダウンが歪めない本作ですが、その分有り余る仕掛けやアレンジがなされています。
4つものオリジナルステージや新しい敵、新しい罠などを前作以上に加えられ、ユーザーには嬉しい要素に溢れる大充実した作品です。
前作のファミコン版『コントラ』を踏襲したゲームシステムで、アーケード版ではマシンガンが最強でしたが、本作はスプレットガンが最強となります。
またアーケード版と比べかなり難易度が低くなっているので、初心者でも容易くゲームを楽しめ、2週目以降もファミコン版『コントラ』と同程度(の難易度)となっています。
他にもファイヤー・ボールが削除された代わりに、ファイヤーガンが追加されました。
つまり本作はアーケード版『スーパーコントラ』の移植作品ではありますが、アイテムや演出など幾つもの違いがある上、より家庭向けの色合いが濃いゲームともなっています。
その為敷居が下げられ、より多くのユーザーが楽しめる良作ゲームにもなりました。
以上で、ミニファミコンに収録された全タイトルのご紹介を終わらせて頂きます。
“手のひらサイズ”のファミコンに収められたこれら名作ゲームが、皆さんの生活や息抜きに一役買ってくれると嬉しいです。
スーパーファミコンミニが新しく2017年10月5日に発売予定!
気になるソフト一覧をまとめましたので、是非ご覧くださいませ^^