アメリカの大企業「ウーバー」の存続が危ういとされる報告が、各所で紙面を賑わせています。
「ウーバー」が危険だと「ウーバーイーツ」も危険なのでは!?
そう、たしかに日本でも大流行している「ウーバーイーツ」の前進が、配送ビジネスの先駆けといわれた「ウーバー」なのは、言うまでもないことです。
そこで、今回は「ウーバーイーツ」前進である「ウーバー」と、ウーバー内における相次ぐ幹部の辞職について考えてみたいと思います。
そもそもウーバー(Uber)とは?
ウーバーイーツの最大の特徴は、ただの出前的なシステムではない、日本ではまだ珍しい「シェアリングエコノミービジネス」という業務形態にあるといわれています。
注文された料理をデリバリーするシステムは、日本でも昔からあります。
しかし、その場合の「配達員」はお店の人に限られていました。
まさか、お店の人とは一切関係ない一般の人が、そのお店の料理を持っていくなんて、今までは絶対に考えられなかったことでしょう。
それを可能にしたのがウーバーイーツ最大の特色であり、前進であるウーバーも基本的に同じような業務形態をとっていました。
ただし、1つ違う点は、ウーバーは「食事を運ぶのではなく、無認可で人を運んで利益を得ていた」ということです。
そう、そもそも「ウーバー」とは、「車と配送人(ハイヤー)を同時に呼びつけて移動できる手段」を国の無認可のもと、ビジネスとして展開させてきた会社なのです。
海外でウーバー(Uber)のビジネスモデルが!?
このウーバーのビジネスモデルは、2009年にアメリカで生まれてからというもの、瞬時に爆発的にほかの国に広まっていき、莫大な利益を生み出しました。
ウーバーのビジネスモデルは、その安さと便利さがゆえに海外で拡散すること、全盛期は世界70ヶ国、じつに450を超える都市に広まっていったのです。
しかし、そんな画期的なビジネスモデルとは裏腹に、多くの問題を抱えていました。
さらに、その問題の被害が最大級になるまで放置してしまったことが、今日の幹部退社をはじめとする、数々の悲報を招いてしまった元凶とも言えるのではないでしょうか。
では、ウーバーはどのような問題を抱えていたのでしょうか?それをまとめると、次のようになります。
- ドライバーの収入は、実際にかなり低いとされている問題!?
- 四半期で10億ドル以上の損失!?
- 自動配送車両による事故!?
- 技術情報漏えいの果てに起こった起訴!?
- ドライバー報酬に、実際とはかけ離れて上回る報酬を謳っての虚偽の広告!?
- ウーバーのドライバーが乗客にレイプ!?
また、このほかにも最近では、ウーバー内での女性社員にセクハラをしたという問題も取り上げられているようです。
そして、これらの出来事がもとでウーバーの幹部7人が、ウーバーに反旗を翻し退社の意思を表明したとの報告もなされています。
日本のウーバー(Uber)はどうなの?
日本でも、ウーバーイーツとして流行する以前に、これと同じような手口・・・いわゆる「白タク」行為をウーバー日本支社である「ウーバージャパン」が行っていました。
しかし、すぐに法律違反とみなされてしまい、大々的に事業を展開する前に国土交通省により打ち止めされています。
【ウーバーイーツ(Uber EATS)の日本の法的規制は?原付バイクは大丈夫?】にも記載しましたが、完全な道路運送法違反として取り上げられていました。
東京以外でデリバリーを頼むなら!?
ウーバーイーツはまだ都内以外での注文は出来ません。
配達エリアが限られますのでウーバーイーツより「dデリバリー」の方が人気です。
ピザ・寿司・和洋食・ファミレス等、色んなジャンルから宅配を選べます。
操作が簡単で分かりやすいので、私はいつも利用しています。
また、こちらにて宅配デリバリーサイトの比較をしています。
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最近注目を集めているデリバリーサービス。 スマホで簡単に出前をしてくれるので、忙しい主婦やサラリーマンなどに人気で、今やたくさんのデリバリーサービスが乱立しています。 逆にこれだけ増えて ...
お気に入りのレストランのメニューや食べたい物がありましたら、利用してみて下さい。
まとめ
投資家たちや大株主側の意見が、「ウーバーにはうんざりだ!」と言わしめて、グループ全体の危機が迫る中で、よもや万が一の事態が起こったとしても、ウーバーが先駆けた画期的な「このシステム」は引き継がれていくであろうと世論は予想しています。
しかし、このようなシステムを「既得権破壊」と懸念する人々もまた、少なくはありません。
今後のウーバー全体、そして日本のウーバーイーツはどうなっていくのでしょうか?
これからの行く末に、人々の注目は集まっていくことでしょう。