ミニスーファミとは、任天堂が10月5日に発売する予定のミニ・スーパーファミコンのことですが、このゲーム機を購入するだけでなんと21種類の任天堂およびその他の人気タイトルが遊べてしまうという優れものなのです。
その中でも、今回はスーパーファミコンファンを魅了してやまなかった、「スターフォックス」、そして、その続編にあたる幻の名作となった「スターフォックス2」についてご紹介していきたいと思います。
スターフォックスとは!?

http://jin115.com/tag
スターフォックス、それは1993年2月に発売された任天堂、いやスーパーファミコン史上初ともいえる、「3D」によるシューティングゲームです。
当時、スターフォックスのロムカセットに内蔵されていたスーパーFXチップと呼ばれる、このようなコプロセッサが独自の3D世界観を表していました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ スーパーFXチップ
名目上は3Dにおける描写やスクリーン枚数の増加と演算補佐の役割をしていたようですが、そもそもスーパーファミコン上ではこれらの値が完全に決められていたので、その限界を突破させるために考案された子プロセスとも言えるでしょう。
さて、そんな小難しい話はさておき・・・「スターフォックス」では、動物をモチーフにした様々な愛くるしいキャラクター達が存在します。
スターフォックスの登場人物は?
フォックス・マクラウド
アーウィンと呼ばれる、「超高性能全領域戦闘機」というすっごい肩書きを持つマシンに乗って、主人公であるフォックス(モチーフはキツネかな?)が繰り広げていくロマンあふれるシューティングゲームです!
また、主人公フォックスの他にも次の3人の仲間が一緒に戦ってくれます。
ファルコ・ランバルディ
他のメンバーの中では群を抜いて優秀であり、フォックスのライバル的な存在でもあった。
モチーフは見たまんま鳥です。
他のキャラよりもブースト能力が高いようですね!
ペッピー・ヘア
フォックスの父親の元部下であり、優秀な戦闘力を持っている。
モチーフは、ほぼウサギでしょう。
ある作戦で、壮絶な罠にはめられたしまったペッピーは、主人公フォックスにスターフォックスのリーダーの座を委ねるという、スターフォックスというストーリーの中でも重要なキャラでもあるのです。
スリッピー・トード
モチーフは絶対にカエル、メカニック兼パイロットという彼は、フォックスとは学友という設定である。
チームのムードメーカ的な存在で、実際に操縦よりもメカ担当という感じで、様々なメカの開発によって、スターフォックスチームに貢献を成し得ているのです。
スターフォックスのゲーム性とは!?
3Dシューティングゲームとして人気を博したスターフォックス、そのゲーム性の素晴らしさは、難易度の違うステージ構成にあったりもします。
1つの惑星を1ステージととらえて、最終惑星であるベノムにたどり着き、ラスボスを倒すと晴れてエンディングを迎えられるわけですが、その道のりは思っているよりも険しいのです。
また、レベルによってステージの数と難易度が異なっており、レベル1、レベル2まではステージ構成が全6ステージ、レベル3のみ全7ステージといった構成となっています。
当然、レベル3はとても難しく、そう簡単にはクリアできないようになっています。
さらに、このゲームはシューティングゲームの基本である、「あたり判定」にもライフ制を用いており、障害物や敵との接触でライフが0にならない限り、機数が減らないのも特徴の1つです。
そして、肝心の操作性においても、一定時間自機を加速させる「ブースト」機能や、狭い地形を突破するのに活用する「クイックターン」など、スターフォックスならではの豊富な操作性が、プレイヤーをゲームの世界へと魅了していくことでしょう。
スターフォックスの裏技は!?閲覧注意!!
さすがは任天堂、やっぱりそれといって危険度の高いバグ技はありません。
というわけで、今回も攻略性の高い裏技をいくつかご紹介いたします。
謎のステージ、ブラックホールとは!?
このステージは、レベル1のアステロイドから行くことが可能で、アステロイドの中盤で五つの隕石が並んでいるところから入ります。
ポイントは、中心の赤い隕石をギリギリまで引き付けて一発で破壊することです。
さらに、これを3回実行します。
すると、ブラックホールが近づいてくるので、これでブラックホールに行くことができるようになります。
ちなみに難易度は激ムズといわれています。
強力武器、ツインブラスター!!

http://blog.livedoor.jp/bishami/archives/cat_35291.html
やはりステージは、アステロイド。
その後半で茶色の隕石がトライアングル状(三角形)に3つ並んでいるところがあります。
その隕石を全て破壊すると画面のちょうど中央に、ブラスターパワーアップアイテムが現れます。
それを取ると、なんとツインレーザーの火力強化版の「ツインブラスターB」が撃てるようになるのです!
ちなみに、最強です。
というわけで、ミニスーファミで3Dシューティングゲームを楽しむなら、この「スターフォックス」がおススメですね。
スターフォックス2とは!?
任天堂が1994年(その後、若干延期して1995年)に発売される「ハズだった?」幻のタイトルであり、発表はされたものの、実際に発売されることなく名前だけで誰もプレイしたことがない作品です。
俗にいう、お蔵入りタイトルですね。
では、なぜお蔵入りになってしまったのか?それには次の理由(仮説)があるようです。
プレイステーションやセガサターンに完全に圧されていた説。
このゲームの最大の売りはなんといっても3Dであるが、発売予定の1994年には、3Dに完全対応されたこれらのゲーム機がソニーやらセガからこれ見よがしに輩出されていました。
そう、スーパーファミコンのポリゴン処理能力では到底太刀打ちできなかったというのは、事実でもあるので有力な説となっています。

http://www.anianimeru.com/archives/9512555.html
スターフォックス2に内蔵される予定だったコプロセッサのコストの問題・・・説。
先ほども言ったように、「スーパーFXチップ」というコプロセッサのおかげで、スターフォックスは3Dシューティングとして完成させることができました。
もちろん、スターフォックス2にもそれ以上の子(チャイルド)プロセスである「スーパーFX2チップ」なるものを搭載させる予定でしたが、コストが思いのほか高すぎたため、断念せざるを得なかったのも当時の現状だったようです。
1994年は任天堂も「NINTENDO・64」を販売していたから説。

http://mokasoku.blomaga.jp/articles/28944.html
前回「スーパーマリオRPG」のときにも少し触れましたが、ようするにこういうことでしょう。
なぜなら、スーパーファミコンの処理能力をはるかに凌駕した、NINTENDO・64の力を使ってしまえば、上記2つの問題は一瞬にして解決されてしまうのです。
そして、新たなハードの確立のためにも、スーパーファミコンでの「スターフォックス2」の販売を見送り、NINTENDO・64での「スターフォックス64」として販売する方が、圧倒的に商業策としては得策だったというわけであり、この説が最も有力ではないかと当時も報じられていましたね。
スターフォックス2の内容とは!?
おそらく、途中まで制作されていた内容を急遽NINTENDO・64版である「スターフォックス64」に切り替えたことから、これ自体が「スターフォックス2」の内容といってもよいのでは?という声も多数上がっています。
ちなみに、ストーリーは前作である「スターフォックス」との繋がりはなく、ただ操作性や主要キャラなどの設定に繋がりはあり、それから先のスターフォックスシリーズにおける原点的な作風であると評価されているようです。
また、ゲーム性においても「スターフォックス64」はNINTENDO・64の機能をフル活用しているため、今回ミニスーファミで移植される際には、前作同様にスーパーファミコンのスペックならではの仕様となっているのはほぼ間違いないでしょう。
というわけで、「スターフォックス64」での360度回転型のオールレンジ対応のステージなどが、どのように変化するのか?
または、全く新しい何かで、ミニスーファミの移植版として登場するのか?
今の時点では、「こうご期待!」という一言に尽きることでしょうね。
まとめ
スーパーファミコンのスペックをコプロセッサ搭載のロムカセットで見事に覆した「スターフォックス」、それは一度は体験するべきであろう最高の3Dシューティングゲームです。
また、未発売のまま今日まで語り継がれてきた、幻ともいえる「スターフォックス2」、その真相についてもミニスーファミを通じて明らかとなっていくことでしょう。
ミニスーファミ全タイトル21本収録の詳細はこちらに全て紹介していますので、是非ご覧くださいませ!
-
-
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの収録ソフトタイトル一覧!
ミニスーファミのソフト一覧をまとめました!21ソフトタイトル収録されます。
主観になりますが、各ソフトのご紹介と、詳しい説明も載せております。たくさんの名作がありますよ!
各ソフトタイトルの発売日もご紹介!