任天堂が10月初頭に発売する予定のミニ・スーパファミコンには、しつこいようですが、21種類もの「当時が懐かしい、不朽の名作たち」が織り込まれています。
今回はその中でもスーパーファミコンとほぼ同時に発売された、任天堂の誇る最強のレースゲーム「F-ZERO」と、今はなきヒューマンが誇る最高のサッカーゲーム「スーパーフォーメーションサッカー」について、その説明や攻略、裏技などについてお話しさせていただきます。
F-ZEROとは!?
当時、スーパーファミコンと任天堂のタイトルのゲームいくつかが、抱き合わせで販売されていたことをあなたは憶えていますか?
その1つが、この不朽の名作「F-ZERO」なのです。

https://satoshimatrix.wordpress.com/
ちなみに、私は「スーパーマリオワールド」とセットの方を買いましたが・・・。
まぁ、昔に限ったことではなく、こういう販売の仕方は今でも普通にあって・・・最近だとプレイステーション4と「kindle」のセットで約6万円(byアマゾン)とか、コラボで有名ゲーム専用の外形ハード仕様とゲームがセットになっていたりとか・・・。
でも、とにかく昔はいわゆる「抱き合わせ」と呼ばれた販売の仕方が流行でした。
私がファミコン購入のときは「タッグチームプロレスリング」が抱き合わせでしたね。(笑)

http://www.suruga-ya.jp/
などとどうでもよい話はさておき、そんな抱き合わせソフトで販売されていたF-ZEROですが、これが当たり前のように面白かったのです。
まず、タイトルのF-ZEROとは、これすなわち「F-1」の先を行く!という意味合いが込められており、だからF-ZEROというネーミングにしたそうです。
また、着目すべきは当時ではなかなか再現できなかった、プレイヤー機体の回転や拡大といったモーションなどを大々的に取り入れていた点です。
さらに、レースゲームとしての自由度もひたすら高く、タイムトライアルの面白さなども詰め込まれています。
私はこのゲームをやって、初めて「あ~、レースゲームってこんなに面白かったんだ!」と、感じた記憶がありました。
F-ZEROのゲーム性とは!?
とにかく、ひたすら・・ただひたすらやり込めるレースゲームで、当時のレースゲームの中では、群を抜いてスピード感あふれる作りになっていました。
また、操作性もひときわ簡単であり、誰でもゼロコンマ以下の世界をゲームの中で疑似的に体感できる、任天堂のすごさを垣間見ることができた、そんな作品となっています。

http://sa2hara.com/?p=4874
舞台は確かに近未来、しかし、そこに確固たる現実性こそないものの、それこそが醍醐味となってもいます。
電流の流れるコースを駆け巡るさまは、深く考えなくても意味不明であり、空を舞う回復車両は、まさに滑稽な様ともいえるでしょう。
しかし、人々はこのゲームに魅了され、そして、夜な夜なタイムアタックを永遠とトライアルしてしまうのでした!
それくらい中毒性の高い、ちゃんとしたゲーム性を持っていたのです。
そして、ゲームモードもいたってシンプル、「グランプリ」と「プラクティス」しかありません。
プラクティスは練習モードで、全15コースのうち7コースが走行でき、さらに難易度もビギナー・スタンダード・エキスパートの3段階と、一定条件で出現する最高難易度のマスターというものが存在します。
グランプリがこのゲームのメインであり、1リーグが5コースで、各5周のレース展開を繰り広げていきます。
また、グランプリで見事生き残る条件は、次の通りです。
- 20位以下は無条件、即リタイア
- 1週目はゴールライン到達時に16位以下だとリタイア
- 2週目は同じ条件で11位以下だとリタイア
- 3週目も同じ条件で8位以下だとリタイア
- 4週目も同条件、6位以下でリタイア
- ラストは4位以下だと終了
- クラッシュやコースアウトなど、どんな状況でもリタイアしたら絶対に1機減る。(初期状態は2機)
- ただし、頑張って上記の順位以内にちゃんと入っていれば、成績によってスペアのマシンが1台贈呈される。
- スペアマシンなしの状態でリタイア→「ゲームオーバー!」
また、選べるマシンは4タイプあり、大きく分けるなら「加速重視」型か「操作性重視」型かという点になっています。

http://cyber7raco.jugem.jp/?eid=175
最初は慣れるまで、簡単に加速できる加速重視型のマシンを使った方が良いでしょう。
どれ?と聞かれると困りますが、一番上から加速重視型になっています。
つまり、始めてやる方は一番上の青い機体を選んでください。
ちなみに、上から順にブルーフォックス(青っぽい)、ゴールデンフォックス(黄色っぽい)、ワイルドグース(緑っぽい)、ファイアスティングレイ(ピンク)という名前がついています。
F-ZEROの裏技とは!?
何度も言いますがさすがは任天堂、バグ技はほとんどありません。
というわけで、今回も攻略に役立つ裏技を紹介いたします。
マスタークラスを走ろう!!
グランプリモードでリーグを適当に選び、エキスパートクラスの全5コースを3位以内で走りぬくことが条件です。
そのあと、メッセージ画面でスタートを押し、同じリーグを選びましょう。
おめでとうございます、あなたはマスタークラスを走れるようになりました。
追突でダッシュしよう!!
スタートのときBボタンを押しっぱなしにして、他のマシンの先手をとります。
そのとき、LかRボタンを使って、うしろから来るマシンの前をふさぐようにブロックして、わざと追突されるようにします。
おめでとうございます、あなたのマシンはダッシュしました。
スタートダッシュをしよう!!
スタートのシグナルが鳴ったら、スタートするまでBを連打してください。
900キロを超える
レース中、ダッシュゾーンに乗る瞬間にスーパージェットを使ってください。
というわけで、これらのテクニックを駆使して、F-ZERO全15コースを走破してみてはいかがでしょうか。
スーパーフォーメーションサッカーとは!?
かつて、ヒューマン株式会社という大手ゲームメーカーが存在していましたが、2001年1月に倒産してしまい、今は存在していません。
※もしも、詳しく知りたい方がいたらこちらへ→https://middle-edge.jp/articles/cY5YF
しかし、存在はなくとも、その会社の魂の結晶ともいえる名作は今でも語り継がれています。
それは、クロックタワーシリーズやファイヤープロレスリングシリーズ、また、影の名作で知られる「セプテントリオン」などでしょう。
そして、それらの名作を世に送り出したヒューマンの1番の傑作と言われているのが、この「スーパーフォーメーションサッカー」といっても過言ではありません。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b263305706
では、このサッカーゲームはいったい何がすごいのでしょうか?
それを順番に説明していきましょう。
BGMのバランスがやばい!
ゲームに使用されている音楽は、「結構、かっこいい!」という評価が多い反面、ホイッスルの音がやけに大きかったり、ボールを蹴るときの音やスライディングする時の音など、臨場感を出す場面で重要ともいえる効果音が・・・一切ない。
フォーメーション選びが最も重要!?

https://blogs.yahoo.co.jp/katsuofthehill/16506781.html
名前の通り、まさにスーパーフォーメーション!
洗練されたフォーメーション選びは、このゲームの真骨頂ともいえるべきだと大きく評価されています。

https://blogs.yahoo.co.jp/f96awf3k1/3034263.html
黄色カードは存在しない!?
反則はすべてOK?というわけではありません。
実際のサッカーのルールとは大きく違い、黄色カードの概念はなく、あるのはレッドカードのみです。
つまり、やらかしたら「即退場!」ということです。
オフサイドが存在しない!?
つまりは、オフサイドトラップなどという小技は一切できません。
そう、オフサイドを取り入れていないサッカーなので、キーパーの真正面にいる、最後尾のディフェンスをはるかに超えたストライカーにガンガン球がいっても、それは一切「問題ない!」のです。
チームメンバーは全員、超スロー!?
いうまでもなく、とにかく移動が遅いのです。
ゲームセンターのノウハウを駆使した、斬新な縦スクロール!?
この時代に、家庭用ゲーム機で縦スクロールのサッカーゲームは、このゲーム以外には存在しなかったのです。
これはかなり評価されていた点でしたね。

http://www.otakaraou.com/product/1798
日本は弱すぎる!?
Jリーグ発足から間もない時代背景というせいもあったのか、海外のチーム(特にオランダ)はみんな強いのに、日本だけは群を抜いて弱い設定になっています。
ただ、時代背景を正直に取り入れすぎて、誰も日本を使わない状況になってしまったのは、ヒューマンだけが悪いわけではありませんけれどね。

https://middle-edge.jp/articles/cxgtd
COMに2人がかりで勝とう!!
友達同士の対戦もできましたが、このゲームはCOMに2人がかりで協力して闘うこともできました。
というわけで、これらのことを踏まえても、このスーパーフォーメーションサッカーシリーズは、発売から1年刻みで続編が4作品も出ている大ヒットタイトルだったのです。
さすがはヒューマン、ちなみにこれ以降のタイトルはオフサイドも黄色カードも足が遅い件などの問題点も、徐々に解消されていきました。
スーパーフォーメーションサッカーの裏技とは!?閲覧注意!!
今回の裏技は、あまり攻略性はないものの試してみたくなるような技を紹介していこうと思います。
隠れチームを出そう!!
まず、エキシビジョンモードの「1Pvs2P」を選びます。
次に、チーム選択画面で1P側が普通にチームを選んだあと、2P側がスタートを押しながらBを押します。
すると、2P側のチームがヒューマンチームになっています。
同じチームでプレイできる!!
エキシビジョンモードの「1Pvs2P」を選び、チーム選択画面を出します。
ここで、プレイしたいチームに②コントローラーでカーソルを合わせましょう。
そして、②コントローラーのスタートを押しながらBを押して、2P側をヒューマンチームにします。
このあと、1P側のカーソルを2P側のカーソルの上に重ねて、2P側がYを押してキャンセル、そしてすかさず①コントローラーのBを押したあとで、②コントローラーのBを押すと、1Pと同じチームを選べるようになります。
ボールが変化します!
PK戦でシュートする方向の十字とLとRを押しながらBを押してシュートしてみましょう。すると、ボールが十字を押した方向に曲がるバナナシュートを打てます。
辛口モードをプレイしよう!!
ヒューマンカップのパスワード入力画面で、
↗↙→↓↘←↙↖(キーボード表記:91623417)
と入力すると「辛口」モードでプレイできます。
エンディングを見よう!!
パスワード入力画面で、
↑↑↗↓→↘↖↙(キーボード表記:88926371)
と入力すると、エンディングが見られます!

https://tsuiran.jp/word/259015/weekly?t=1499022000#
とにかく、このゲームの一番のポイント、それは爽快な縦スクロールのサッカーゲームであるという点ですので、それを重視してプレイしてみるのもよいかもしれませんね。
まとめ
今回、「F-ZERO」は当然のごとく、ミニスーファミに含まれるべきであると思われますが、すこし意外だと感じたのが、この「スーパーフォーメーションサッカー」の移植でしたね。
たしかに、ゲームの売れ行き自体は相当なもので、シリーズ全体で累計100万本は売れている大ヒット作ですから。
ただし、サッカーのルールが着実に守られていない点については、どうなのかな?と思う反面、それこそがこのゲームの面白い点の1つであるとも考えられるのかもしれません。
というわけで、ミニスーファミ購入後、色々な意味でこの2つのタイトルを是非とも体験してみてはいかがでしょうか。
ミニスーファミ全タイトル21本収録の詳細はこちらに全て紹介していますので、是非ご覧くださいませ!
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ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの収録ソフトタイトル一覧!
ミニスーファミのソフト一覧をまとめました!21ソフトタイトル収録されます。
主観になりますが、各ソフトのご紹介と、詳しい説明も載せております。たくさんの名作がありますよ!
各ソフトタイトルの発売日もご紹介!